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房総 君ケ谷城址(二又山要害)トライアングル!

地元では「要害」(ヨーゲイ)とか二又山と呼ぶらしい。
だが富津市では「君ケ谷城址」と名付けてる。
もっとも、目の前で田んぼを耕してる人に聞いたら、、、
「城址?そんなもん、無いよ」と。  どーなってるんだか?
だれが城主かも資料が残ってないとか、不遇の砦跡である。
ところが、、、、謎だらけ!!

これが案内図です.。
君ケ谷城跡案内図

城マニアのブログでも、歴史探勝の案内でも、主郭で終わってる。
だが,。貰ったコピーには「主郭は2つの曲輪に分かれている」と。だから二又山なのだ。
ということでもう1つの主郭を探すべく、ただちに出動。

館山道の竹岡インターの真下の側道を、西へ進むと「カルバート」が3つある。
カルバート、すなわちガード下のこと。第1のカルバートの突き当りが登り口。
第一カルバード
小さいため池だが「大釜戸籍」という。観音堂と墓地あり。
大釜戸籍
そこには房総名物の、軽がようやく通れる素掘りのトンネルが口を開けている。
こんな小さくても35年前までは林業のトラックがギリギリ通過していたのだ!
だが今はクルマで入ってはいけない。通行止めだ。
手前にUターンスペースあり。2,3台なら駐車可能。
素掘りトンネル左登り口
トンネルの向こうには「大正池」、、つまり大崩壊で林道がせき止められた天然ダムあり。
これをどうやって壊すか?砂防ダムにするか?
財政破綻寸前の富津市が悩んで、応急工事中。
50mくらいの長さの暗いトンネルも天井崩壊が進んでおり、ヘルメット必要。
クルマで突っ込むと帰途は保証できない。

なお、現在は工事が進んで、天然ダムの大半は撤去、排水された。
小さな「大正池」は残っているが、グジャグジャ沢を長靴で通り抜けられる。

君ケ城の登り口は、そのトンネル入口のすぐ左(東)壁にある墓地横から登れる。
ヤブを切り開いて、登り口も整備したので登りやすくなった。
狭くて急な岩溝は濡れて滑るので手すりロープあり。

小さな堀切?の中を登り切れば、北側に広い畑地あり。ここが「三の郭」だという。
右手(南側)のドロ壁に応急階段とロープあり。
ここを登れば、あとはひたすら尾根上を南へ、南へと登る。
稜線を外さなければ迷うことはない。点々と平坦部がある。
1の堀切
現れた第1の堀切に急降下、再び登れば南北に広い「二の郭」がある。
それを過ぎれば再び第2の堀切あり。ここからは岩登りっぽいよじ登り。
第2堀切

なお、この堀切を左(東)に横断して50mほどトラバースすると、、、
井戸跡がある!
井戸案内

君ケ谷城跡の井戸

たどり着いた「主郭」は、お椀のような頂上。植林帯なので見晴らしわずか。
DSC05314.jpg

この主郭頂上から北東に植林帯を急降下すれば,林道に達するので
帰りの近道となる。これでオシマイ。

ちょっと待った!!ここで終わられては困るのだ。
二又山だから、もう1つ、主郭があるのでは?それが今回のテーマだからね。
そう、「主郭」の頂上の南西面の崖をヤブ越しにジッと見下ろせば、、、
尾根の続きがあるではないか!

危ないのは3mくらいの崖降下だけ。
勇気を出して固定ロープを握って下れば、しっかりした尾根に降り立つ。
岩尾根
いずれ狭い岩尾根となって次のピークへ登る。
ここがもう1つの主郭 ? いやー、ちょっと狭いな。「物見」?「狼煙場」かな? 
DSC05239.jpg
さらにドンドン登ると、ドンドン狭くなる岩稜!
巨木
最後に堀切りされた古い峠道がX字形に交錯する。その交点上に石祠あり。
石祠

峠古道交錯点
堀切を突破して、もっこりした植林尾根へ登れば広い202m頂上へ
DSC05246.jpg
植林されてはいるが、この広い頂上も主郭ではないか?というのが私の新説です!

西のずっと下には「古道歩き」で紹介されてる大沢集落がある。
西北へ掘り込まれた尾根道をたどれば、立派すぎる「崩壊地第4号」の
看板と基準点がある。
崩壊4号看板

基準点
すぐに「大沢天王山(天皇様)神社」上によじ登れる。
狭い石段を降りれば、名物、腐りかけた鉄パイプの鳥居と防空壕跡。
DSC05335.jpg

DSC05323.jpg
DSC05329.jpg

DSC05339.jpg

さて、帰途は、、、、、Uターンして「崩壊地4号看板」まで戻る。
そして、上のピークには戻らず、その看板脇から東へ、わずかな踏み跡をトラバース。
すぐにさっきに峠道のX字形の交錯点に戻り着く。

ここに地蔵様の頭が欠けた珍しい古い石道標がひっそり立っている!
この道標は、富津市のガイドブックの地図に登録されているが、
地図とは位置が間違ってるような気がする。
首無し地蔵道標
あとは峠古道をひたすら降下。途中で152mピークを巻く。
だが、ピークへ寄り道して登ると、、、
君ケ谷城址の主郭よりはるかに平面で、3倍くらい広いのだ!
段々もある。ということは山頂を人工的に平らにしたのではないか?
こんなに高いのに水溜まりがある!
今はイノシシのヌタ場になっているが。井戸として使えたのでは?

相当数の軍勢がここで陣を張り、山麓へ出撃が可能だ!
ここも君ケ谷城址の一部、第3の主郭だったのではないのか?というのが、
更なる私の新説です!
DSC05319.jpg
あとはジグザグ、ツズラ折りの、岩に深く掘り込まれた古道の急降下。
この急降下では牛馬すら登れないと思う。
これはまさしく、敵を迎え撃つ堀切の役目をしている。

最後は高速道の金網沿いに、ドロンコのヤブ突破。第2カルバート道路へ飛び出す。
高速道の工事で古道の入口が塞がれてしまったのだ。
こんなイノシシのヌタ場だらけの竹藪の奥に、立派な古道が隠れてるなんて、
もう、だれも気がつかないだろうなあ。なんとかしないと。
君ケ谷陣屋入口

なお、別な降下ルーもある。
152mピーク頂上の水溜まりからそのまま北東に進むと荒れた溝道が現れる。
かまわずドンドン下れば、出発点にあった「大釜戸溜池」の脇にある墓地上に
直接、飛び出す。
DSC05508.jpg


つまり私の新説では、、、、
君ケ城は、三の郭、二の郭、一の郭だけで終わっているのではない!
2つの尾根に点在する、さらに2つのピークをも主郭?とする、広大な
「トライアングル・ネットワーク」なのだ!
これぞ、ここが地元で要害(ヨーゲエ)地帯と言われる所以だ。
3つのピークをつなぐのは狭い岩稜と深い掘り込み古道、難攻不落である!

新発見となるか?
城址専門家のご意見はいかに?

終わり。









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房総 富津市 小山野城址

「小山野城址、おやまの城址」で検索すると、探検に失敗?した城跡マニアの
ブログしか出てこない。

超ミニサイズの城跡?であること、および東電の高圧鉄塔巡視路になってるので、
稜線ルートはヤブは刈られており、、全く苦労することなく登れるのだが、、、
北の入口に、ゲートと、立ち入り禁止の看板があることが原因なのだ。

車止めゲートは、脇の隙間から歩行者が入るのは許されています。
ゲートは不法投棄目的で侵入するクルマを防ぐためなのだ。
立ち入り禁止の看板も、ダム周回散歩道から迷い込まないためと、
山菜やタケノコを採掘する連中への警告用なのだ。
火気を使わず、山菜を採らずに入る分には構わない、、、、と思う。

中間地点に岩富観音がある。賽銭泥棒とか、仏像泥棒とか、最近は
トンデモない奴らが、のどかな田舎にまで出没して、地元を困らせてる。
そういうヤツには天罰が下るぞ!呪いがかかるぞ!許せぬ!

これが案内図です。
小山野城址入口
北の入口は郡ダムの周回路(管理道路、散歩コース)の西端の車止めゲート。
ここには1台程度の駐車スペースしかない。少し北上すれば広い芝生公園、駐車場と
バイオトイレあり。

ゲートの脇から歩いて入る。舗装が切れて緩い登り坂が終わると南北の分岐点あり。
南方向には「散歩ルートではないので立ち入り禁止」とあるが、かまわず右折南下する。

崩壊したところもあるが固定ロープあり。
300mくらい急登すると、立木にテープがやたら巻かれたところがあるので見逃さないこと。
右手(西)に丸太階段が残ってるのでここを上ると広い平坦台地に出る。
ここが「本丸跡」らしい?どなたかがきれいに刈払いされてる。
この広場の北側に段々地形があるらしいが、立木とヤブで目視できない。

稜線ルートに戻ってさらに南下。高圧鉄塔と、旧道トンネルの上を通過。
さらに鉄塔を通過すれば、その下は国道127号線「小山野トンネル」の真上になる。

そこから300m南下すると「岩富観音」にぶつかる。
ここは奈良時代の創建だったが、空襲で焼失!
多分、アメリカ軍は、空襲の監視所と考えて粉砕したのだろう。
目立つ山頂とはいえ、B-29 の焼夷弾が命中したとは思えない。
ピンポイントの目標だから、戦闘機の機関砲掃射でやられたのかも?

本堂は新建材の建屋で無人、7番札所になってる。
岩見堂仮本堂

残念ながら現存してるのは仁王門だけ。2体の仁王様は修復待ちでカバーされてる。
岩見堂修復中の仁王門

だがそれ以外にも、神社、お寺、祠、お墓、石塔、建物跡地の台地が巨岩を背に点在してる。
石塔軍

岩も堂内神社
迷路のような段差があり、この地形そのものが城跡?みたいに見えてくる。

岩富観音の横手の深い切通しを抜けて南に下る。巨木が巨岩を抱えて見事である。
南切通し

さらに南へ下る。道は部分的にどんどん太くなって、軽トラなら走れそう。
ところどころに切通し、堀切がある。これも城址かなあ?
堀切?

300mくらい進むとY字分岐になる。北へ登るところに小さな石仏あり。
分岐石仏

そっちへ寄り道しよう。200mくらい北へ登る。ここはヤブが刈られてはいない。
行き止まりに小高い平坦台地へ出る。ここは物見台か?狼煙台かな?

石仏の分岐に戻って、さらに南下すると、200mで館山道の上の行き止まりの橋上に飛び出す。
行き止まり橋
その先も歩けるがヤブ、倒木あり、ここで終わりとしたい。
南側から北上してこのルートに入るなら、この館山道の側道から橋上に登るのだが、
駐車スペースが1台ギリギリしか無い。

ルート途中にはいくつも分岐はあるが、すべて里道、民家の畑へ降りる。
稜線を外さぬように南北に貫通すれば迷うことはない。

もう一つの方法は、中間点の岩富観音へ直接登るルートである。
国道127号線を君津から南下、小野山トンネルを抜けてすぐの信号機を左折、
そこの左手に岩富観音の表示ゲートあり。駐車は信号の角に空き地あり。
岩見堂ゲート

ゲートは横の隙間を歩いて抜ける。
展望の良い舗装路の急登でたちまち岩富観音へショートカット!

あと、問題は、どこが城址なのか?なのだが、、、、この尾根全体が城址だと思えば納得する。
ヒマな人は「段々地形」を探してください。

オワリ
プロフィール

ゴンベ

Author:ゴンベ
房総の沢、滝探検、ヤブ山探検、地形調査、デインギー(ヨット)などを書いていこうと思っています。
分かりやすいように書いていくつもりですが、もし分かりにくいことがあればコメントをいただければ可能な限り答えます。
読んでいただければ幸いです。

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