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房総九十九谷 ハイキングコース案内

とうとうネタ切れだあ、、、、今日は、近在のハイキングコース案内でお茶を濁すしかない。
なにしろ、96歳!の老母の在宅介護を、73歳の長男がやってる身なので、
デイサービスの半日しか行動半径が無いのだ。お許しあれ。

鹿野山九十九谷

ここは有名なガイドブックの筆頭に紹介されてる山域であるが、、、、、、、、
遠路はるばる来られた方々から「ハイキングコースじゃない!」
「道標なんかどこにも無い!」「枝道だらけで迷う!」「ドロンコ沢に迷い込んだ!」
「アブナイ!」との苦情だらけなのだ。

行政に「道標くらい立てろよ」と申し入れてもヤル気なし。どこも財政危機だ。
というより、一度、立てたらコースを含め、徹底管理してないと行政責任を問われる。

今のところ「不法」に立てられた廃物利用の手作り案内板がひっそり立ってるので迷うことはなくなった。
でもいくつかは既に抜かれてしまったので今後の保証はない。

「十和田湖の奥入瀬渓谷遊歩道での倒木事故訴訟」で、国が敗訴したのをご存知かな?
あれ以来、「お上」から「管理出来ない道標は絶対に立てるな」とのお達しがあったらしい。
これは営林署、森林組合、下請けにも徹底されているらしく、
無断で手作り道標を立てても、見つかり次第引き抜かれる。
かといって、許可を求めても当然、拒否される。
営林署(今はそう呼ばないらしい)はコワいのだ。

もっとも一部登山者からも「道標が立つと、せっかくの探検気分が失われる」とのクレームもある。
痛しかゆし、どうしたものか?
欧米では、法令で一般向けのハイキングコースは、コース管理と道標は完璧だそうだ。
その代わり、バリエーションルートには一切の人工物を許さない、自然のままにするという。

村外れの分岐で、道標を見ると、とてもく懐かしい思いがするのは私だけなのか?

行政といえばもう一つ問題がある。
「九十九谷」をなんと読むか?
九十九谷展望公園の案内板も、道路標識も「くじゅうくたに」となってる。
ところが国道のトンネルは「つくもトンネル」なのだ。

江戸の昔、人々は縁起を担いだ。九十九谷を「くじゅうくたに」「苦汁苦谷!」なんて絶対読まない。
九十九は「つくも」と読むのだ。秋葉原の「九十九電気」だってツクモデンキではないか。
「九十九折れ」の坂道は「つずらおれ」と読む。「苦汁苦折れ」ではない。
なんで「つくもだに展望公園」ではないのか?理解不能である。

そういえば、信州長野の白馬(しろうま)も、いつの間にか白馬(はくば)になってた!
「しろうま、即ち代馬」だったのに。
白馬岳の残雪の形が馬の形になると、農耕馬が田んぼの代掻きを始めるとか、
田植えをするとかの目印だったはず。白馬(ハクバ)に乗った王子様ではない!
由緒ある地名が行政によって勝手に変えられてしまう、情けない。

まあ、モメても仕方ない。
「九十九谷展望台公園」から、遠く延々と見える房総の山並みは「くじゅうくたに」と勝手に呼べ!
だが、展望台直下の、ゴルフ場1つ分くらいの広さの山域だけは「つくもだに」と呼ぶべきだ。
なにしろ、国土地理院の地形図にはちゃんとそうなってるのだからね。

オッと、脱線してしまった。
そういうことで九十九谷はゴルフ場くらいの広さである、箱庭迷路なのだ。
とはいえ、尾根が非常に込み入っていて枝道も多い。コンパスと地形図は必要。
ただし多少迷い込んでも、冷静に低いところに向かえば簡単に平地へ脱出できる。

平地といえば、九十九谷の中央部には「隠れ田んぼ」と呼ばれる湿原がある。
「鹿野山の山奥に、水の湧き出る谷がある」と代々、伝えられてきた場所だ。

行政区分では、ここは天空の村の一つ、「苗割地区」に属する飛び地になってる。
かっては、苗割地区の人々が「沢コース」を伝ってここに登って田んぼにしていた。
だが既に堰が崩壊し始めており、いずれ干上がるのも時間の問題だろう。

「隠れ田んぼ」ではなくて、「隠し田んぼ」の実話は日本各地に残っている。
代官様の厳しい年貢の取立てに苦しんだ村人が、山奥に田んぼになりそうなところを発見する。
こっそり開墾して田んぼにした。
だが、いずれはそれが露見し、村人は庄屋ともども死罪などの厳しい罰を受けた。

いや、この廃田跡が「隠し田んぼ」だったのでは決してない。誤解なきように。
だが、「日本昔話」のフィクションとして、ここを「隠し田んぼ」に見立てるのも
子供達に物事を考えてもらうのに役立つのではないか?
昔の「お上」(おかみ)も「下々」(しもじも)にひどいことをやったのだ。
なお、このコースでは「君津少年の家」が、定期的に子供達の自然体験ハイクをやっている。

ガイドブックのハイキングコースによると、旧「白渓山荘」脇から下るようになってる。
しかし今、このコースには、オフロードバイクの大群がやってくるようになった。
爆音を轟かせ、沢に入り込む。崖同然の道を、空転するタイアで削り取って、
ひどい溝道にしてしまった。雨が降ればドブと化す。
植林帯は道が掘れると、別なところを勝手気ままに登るので荒れ放題。
森林組合も、すれ違うハイカーも、怖くて文句が言えない。


さて、ガイドブックには紹介されていないが、九十九谷展望公園から直接、
九十九谷へ急降下できる短いルートがある。
九十九谷 001
右下のベンチの先から南下する。

九十九谷 004
ゴルフ場のテイーグランドの後ろを通してもらう。テイーショット中は隠れていること。
絶対に邪魔をしてはならない。通行禁止になるからね。

九十九谷 007
西に分岐が2回出てくるが、常に東の崖沿いに南下すること。
気持ちのいい植林コースだ。

九十九谷 009
下りきった鞍部から少し登って小ピークを巻くようになる。
そのピークの手前の小尾根を乗り越すと、東へ九十九谷に入る廃道がある。
何も無いから大抵、気がつかないところだ。
ここにも手作り道標があるが、もう抜かれたかも?

通り過ぎてしまったら下り一方になってしまうのでマチガイ。
Uターンしてその小ピークに戻り、上に上ればその下に小道が見える。

九十九谷 011
危ない崖沿いのアドベンチャーコースである。
封鎖ロープの左下は、雪庇のようにえぐれていて、乗ったら踏み抜いて落ちる。

なお「沢コース」というのもガイドブックには無い、短いルートだ。
苗割地区の人々が通った平らな沢床のルートなので、ほとんど濡れることなく通過できる。
ただし大雨、台風の後は一変する。倒木、崩壊が発生するのでご注意を。

秋、冬、春が楽しいコースなので、もっと沢山の人に来て欲しいのだが、めったに人に会わない。
オワリ。

追記

令和元年の台風でこのコースも荒れてしまった。
だが偵察の結果、2ケ所ほどひどい崩落、巨木が倒れているが、一応通れることを確認済。
ただし、ものすごい数の白テープ、青テープのマーキングが!
10mおき、5m、いや1mおきに結んである!多分、「少年の家」の団体行動用だろう。
ガイドブック頼りに来た人はこれに惑わされないこと。
イベントが終わったら撤収してもらいたいものだ。

DSC06556.jpg
九十九谷展望台から降りると、この崩壊にぶつかる。家族連れにはムリ。
西上のピークに登って巻くが、短いロープがあったほうがいい。
DSC06554.jpg

DSC06537.jpg
田倉林道はこのトンネルが崩壊で塞がって通子止め。
トンネル西側の崖にマーキング、ロープあり。
これをよじ登れば、トンネル上に鹿野山神野寺の駐車場への古道がある。

DSC06553.jpg
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Author:ゴンベ
房総の沢、滝探検、ヤブ山探検、地形調査、デインギー(ヨット)などを書いていこうと思っています。
分かりやすいように書いていくつもりですが、もし分かりにくいことがあればコメントをいただければ可能な限り答えます。
読んでいただければ幸いです。

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