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中ノ沢探検

別項のように、小糸川の空白地帯で3本の沢を発見して以来、
君津市の古い地形図とニラメッコの毎日だ。

オヤ、3本の沢の更に西に、もう1本の小沢があるゾ!
「中ノ沢」とある。「仲ノ沢」とは別物なので混乱なきよう。
「小糸川、桜沢他案内図」を参照ください。

この地形図には、沢に沿って上流まで林道が描かれている。
だが国交省の地形図では消えている。と言うことは廃林道だな。
いずれ予定している「桜沢の西俣」探検の下降路に使えるかも?早速出動。

「西日笠舗装林道」 実際は生活道路なので、ここでは便宜上、市道と呼ぼう。
その中間点で、ひっそりヤブに隠れてた廃林道入口を見つけた。
かっては軽トラでも楽に通れたのだろうが、各所で崩壊しており、もう使えない状態。
倒木、倒竹だらけ、鉈鎌、手鋸で伐採して進む。ほとんど人は入ってない様子だ。

すぐ横の10mから20mのガケ下を中ノ沢が流れているのが見えるが、
沢というより倒木だらけの小川だな、とバカにしていたらオヤ、滑り台みたい滑滝が!
早速ロープで沢床へ下降。確かに滑滝は連続しているが、残念ながら大半は
ゴーロに覆われ、倒木で塞がれ、両岸からの雑木が覆いかぶさっている。
ステップあり

沢床

沢床2

どの滑滝も砂岩でザラザラなので滑らない。なのに、大抵、ステップか刻まれてる。
ということは、林道が出来る前までは、この沢が林業者の通路だったのだ。

更に源流へ遡行すると、ゴルジュはV字谷に変わり、急傾斜のヤブで行止まり。
林道も途中で大崩壊していてスラブが露出、そこで止まっていた。
これでは下降路として利用は出来ないなあ。

帰途、林道出口寸前まで来ると、沢音が大きくなってることに気が付いた。
これは滝でもあるか?と元来た道を取って返して、沢床へ再び降りる。
下流へ2、3回蛇行した沢の先には、、、、突然、川回しトンネルだああ!
しかもトンネルの向こうにもう1本のトンネル、2連である。なんで?

奥にもう1つのトンネル

古川は右手に曲がっていく。
何で2連トンネルなのか?後で分かったのだが、
沢筋がヘアピンカーブした尾根の付け根が、ご丁寧に二俣に分かれてたのだ。
つまり尾根の背がポッコリすり鉢大穴状態。なんでそうなのか?分からない。
トンネル開通前は大きな深い池だったのか?
それとも尾根上に、岩でないくぼみのような弱点があったのか?

だからトンネル掘ってたらポッコリその池の底へ飛び出した。
池の底が抜けて、水がどっと流れ出た?そして池は干上がった?
仕方ないからそのまま更にトンネルを掘り進んだ、ということかなあ?
不思議な地形である。

1本目のトンネルをくぐると、水流は大きな淵に落ちてる。
2連トンネル中間の淵

濁っていて深さが分からない。左岸の岩壁にはバンドがあり、
なんとか数メートル先の次のトンネルまで行けそうだが、流木が詰まっていて、
踏み抜いたらポシャンだ。君子、危うきに近寄らず。

戻って「古川」を進むことにした。
だが古川はヘドロ沼と化し、これも深さが分からない。
古川のヘドロ沼2

たった100メートルの古川。一体、何のための川回しだったのか?
川筋を、ただまっすぐにしたかっただけなのか? 分からん。
1歩、1歩、ズブズブ沈む底なし沼の足元を確かめながら灌木をつかんで行軍。

ようやく安全圏まで進むと、なんと、そこは2本目のトンネルの出口滝だあ!!
なかなか立派、三間川の「開墾場の滝」ソックリさんのミニサイズ。
川回し滝

アリャ、滝壺に変なものが浮いてる。若い鹿の死体だああ!!
鹿の死骸
どうやっても写真に写り込んでしまうのには参った。
オレもいずれはこうやって野垂れ死にするのかなあ、、、

30mほど下流に進んだところで高さ2mのコンクリ壁で行き止まり!
ではなくて、その左隅に小さな手掘りトンネルあり。水流はそこに吸い込まれてる。
市道トンネル入口

かがみ込まないと入れない。なんでこんなに狭いんや?
大雨降ったら水流は抜けきれない。だからコンクリ壁があるんか?
この上には市道が通っているのだ。

トンネル奥からゴーゴーと水音が聞こえる。内部に淵があるらしい。
しかも出口が見えず真っ暗。中で直角に曲がってるらしい。
ここも数メートル進んだところで撤退。君子、危うきに近寄らず。

どーしてこーなってるのか? 
img089.jpg
図にすると、こんな感じです。

推測すると、、、、
市道が沢を渡るには橋が必要、でも橋は工事費が高い。
デカイ土管を置いて沢水を通し、その上に土手を築く。土手の上に市道を通す。
これが一般的だ。

でも沢が深すぎると大規模になり、長い土管(ヒューム管)が必要。
それを持ち込むには大型トラック、重機が必要。
当時はそれが入れなかった?

そこで沢の側壁にトンネルを掘る。中間で向きを変えて掘り進む。
ポッコリ下流の側壁に飛び出す。
それから沢をコンクリ壁で塞いで土手で埋める。
沢水はトンネルを迂回して流れる。めでたし、めでたし。
これも川回しの一種だ。ほうぼうの林道で、こういう工法を目撃したことがある。

ということは長い土管よりも、長いトンネルを掘るほうが安上がりだった?
人件費が安い昔のことだなあ。

市道に戻るために2連トンネルの上尾根に這い上がる。
そこからは、古川全景と、すり鉢穴の底に2つのトンネルの間にあった淵が見下ろせる。

市道に上がると、その南側にある、密集した竹ヤブ越しに、辛うじてミニサイズ川回し滝が見えた!
この竹が全く無かった当時は、ここから簡単に滝見物が出来たのだろう。

市道の北側には植林帯あり。そこにムリヤリ潜り込むと溝道が沢床へ下っている。
上から市道下のトンネル出口が見える。
DSC07665.jpg

沢床へ下りたらチョット戻ればトンネル出口下。
市道トンネル出口

下流に進めべ2つほど淵が連続していて、その先は平らな沢床。
下流の淵

そしてその先は小糸川本流に滝上に落ちているはず。

今日はこの深い淵を突破するのはヤメタ。
なぜかって? あの鹿の死体が上流にあるんだ。
さすがに腰まで水には入れないさ。

とにかく全身ドロンコ、ザックもドロンコ。倒木くぐり、ドロ沼渡りの連続。
と悪口ばかりだが、それは沢のせいではない。
今、房総の沢はどこも同じようなものだ。

どの倒木、倒竹も腐りきっていて、何十年間もそのままだったらしい。
ということは昔の大雨で沢を塞いだものが、その後に大雨がなかったので
排出されないままとなってるのだ。
次の大雨台風で流失すれば美渓になること間違いなし。
地元の人には申し訳ないが、その日に再訪しよう。

オワリ












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房総秘境桜沢探検遡行

桜沢滑滝3

途中撤退した小糸川の3つの支流のうち、桜沢を完全踏査したので
報告します。案内図や入渓点は別項参照ください。

泳いで沢登りする! なんでそこまでするのか?、、、、  
ごく最近まで信じられなかった。
そんな危ないこと。そもそも、それは沢登りといえるのか?

といいながら、撤退した桜沢の深い淵を思うと、最悪、あそこでボチャンするかも知れない。
今日は猛烈に暑い予報。ボチャンするなら今日しかあるまい。
行動時間を延ばすため、老母のデイサービスを夕方5時までに延長してもらった。
親不孝者め!

ボチャンに備えて、大きなビニール袋に全てを詰め込んでザックへ。
やっぱり未知の沢を源流から降下するのはご法度。
再度、出合いから遡行するしかなさそう。

沢を突破出来ても帰途は延々数キロの大回り。
何しろ小糸川本流の蛇行といったらハンパでないのだ。
この炎天下、舗装道路歩きをしたら熱中症になる。
そこで、遡行終了点の怒田沢林道へ折り畳み自転車をデポしてから、
クルマで入渓点の「二入」に戻ることにした。でも自転車盗まれたらアウトだなあ。

前回も説明したが、桜沢の出合いからウネウネやたら蛇行する沢の下半分は
倒木、倒竹、崩壊、底なしドロンコ沼のオンパレード。

ゴーロが礫に変わる
だが前回通過してるので勝手知ったもの、結構早く、撤退した最初の淵まで来れた。

ジャンプで突破
一つ目の淵の右の足場へジャンプしてから滑滑を四つん這いでよじ登った。
写真は見下ろしてます。淵は深くて全く足が届かない。
この後、七つ釜とはいえないが、四つ釜くらい淵は連続してる。

泳いで突破
こ二つ目の淵はどうしてもムリ。右壁に小さなステップがいくつか掘られてる。
だが最後の1手が足りない。ここでボチャンしたらかえって溺れる。

私は、人生で4回溺れてる。3歳前後で3回。
温泉の湯舟、家の前のドブ、汲み取りトイレ!洗ってくれた母に感謝してる。

そして小3のとき、小学校のプールで溺れた。
肺炎で40度の高熱1ケ月。もうじき死ぬといわれた。
占領軍マッカーサーが持ち込んだペニシリンなら助かるという。
昭和25年当時のカネで注射1本が1万円!今に換算したら何百万円?
戦争未亡人の母子家庭には絶対払えない。
だがそのお医者様は黙って打ってくれた。それで生還できた。お医者様は神様です。

そのとき肺に入った水の後遺症で今、私の右肺には影がある。
結核だ、肺ガンだ、と騒がれた。
結局、培養検査で「抗酸菌」とやらが水に混じって肺に入り込み、
長年巣食っていることが分かった。
クスリは無い。なぜなら水道水にも常在する菌だからだ。

またまた脱線したなあ。
さて、さんざん考えたが、溺れないように左壁のステップに水中から飛びつくしかあるまい。
とうとう沢で初泳ぎにデビューか? 
覚悟を決めて入水。足は届かない!が、何とか成功。

それからもいくつか淵が連続したが簡単にクリアー。
だが残念ながら再びゴーロになった。

二俣

2つ目の二俣に来た。東俣は巨岩が積み上がって塞がってる。
西俣は奥深そうで、次回の探検対象になりそう。
巨岩累積

巨岩をよじ登ってから振り返ると、、、、
なんとミニサイズ川回しトンネルがあるではないか!!ナニコレ?
川回し歩行者用?
ヤッパリ、こんなとこまで昔は人が行き来してたのだ。
やっと立って通れる大きさ、長さ15m、コウモリが1羽逃げ出した。
トンネル出たところは、、、、二俣右の支流出口!
本流の半分の水量は、このトンネルから支流に流れ出てる。
といっても、もうチョロ程度だが。

じゃあ、このトンネルの目的は何なの?
取水口にも見えるが水路など作れない。植林用でもない。
もちろんゴルジュだから田んぼもなし、あるのは積み上がった巨岩だけ。

察するに、巨岩の累積の下には、かって巨大な淵とか、垂直滝があった?
それを突破するために、捲くための、「歩行者専用トンネル」なのだろうか。
それだけ、ここを通行する頻度が高かった時代があったのだろう。
それにしてもこんな奥深い沢の中。何ケ月も村人が交代で野営しながらトンネル掘ったのか。
スゴイ努力である。日本昔話の世界だ。
img090.jpg
絵に描くと、こんな感じ。


先を急がねば時間切れになる。再び倒木、ゴーロ。
そして最後の二俣で、ナニ?袋小路!行き止まりだああ。 
進退窮まれり。 どーする?
絵に描くとこんな感じ。
img091.jpg

明らかに西俣のほうが水量は多い。
支流
だが急峻でヌルヌルに光る滑滝がはるか上まで連続している。
形は支流型だ。これを登って途中で滑ったら下まで落ちる。
残された老母はどうなる?
軽挙盲動は慎むべし。真珠湾攻撃決めたのは誰だ!

行止まりに見えた東俣を覗くと、屈曲した先に溝小滝が階段状に連続してた。
水流は少ないが、こっちが本流だろう。
源流4

源流

源流5

源流2

源流3

これを行かねば脱出できない。何しろゴルジュ、両岸には登れないのだ。
滑らないのでグングン登れる。

いよいよ源流も終わりか、倒木がひどい。
ゴルジュはV字に変わったとはいえ沢通しはもう辛い。
意を決して右手のドロ枝尾根に逃げた。ここから標高差100mくらいの登りだ。
灌木、木の根頼りのよじ登り。びしょ濡れの全身、でも暑い。

ようやく達した尾根を南へ向かえば怒田沢から八郎塚への主尾根に出るはず。
コンパス頼りに南下。石の境界標を発見。

ウワッ、チビマムシを踏んだ!今日はオマエにかまってるヒマはないんだよ。
じきに登山道に合流。脱出成功! 怒田沢林道第2トンネルに下降。

自転車を回収して、ゆっくり30分でクルマのデポ地へ。
だが工事用黄色ヘルメットで全身ドロンコの白鬚ジジイが、ザックしょって国道を
折り畳み自転車漕いでるのだ。これでは職務質問まちがいなし。
全身ビショ濡れは炎天下のサイクリングですっかり乾いた。

なお、写真が全て横長に伸びた形に変わってしまった。
そのせいで各所の斜度が緩くなって写ってる。直せないのでお許しを。

オワリ。

房総秘境小糸川の桜沢近辺の沢

桜沢、、、良い響きだねえ

在宅介護だから、96歳の老母が寝てるときはヒマ。
空白地帯がないものかと、ヒマに任せて地形図を睨んでたら、、、オヤ?
小糸川の三島湖ダム下流に3本の小さな沢を発見!
本流も、3本の支流も、完全に岩記号のゴルジュで囲まれてる。スゴイ!
これは探検せねば、と出動することにした。

常備品
これが3種の神器ならぬ、弁慶の7つ道具、いや2つしかないが。
鎌鉈と、折り畳み鋸だ。これで次から次へと現れる倒木をバッタバッタとなぎ倒す、
というわけにはいかないが。

鎌鉈はトマホークよろしく、万一、猪が突進してきたら脳天に1発!ムリだなあ。
ヤブコギには真価を発揮する。大抵の枝は一瞬でブッタ切れる。
更にはドロの急勾配ではアイスピックよろしく、片手で打ち込めば木の根っこに食い込んで
しっかりホールドしてくれる。ただし転倒して自分が怪我する恐れあり。
だから鋭く研いではアブナイ。ナマクラがちょうどいい。

また脱線したが、、、、、これが案内図
小糸川桜沢

この3本の小沢は、別項のカンガワ(鹿野川)と、東西の尾根を挟んで
真北にある。、地元の方によると西から、桜沢、仲ノ沢、爺ケ沢だそうです。
(なお、君津市の地形図では、桜沢、仲沢、シイカ沢となってる)
この方も子供のときに行ったけど、もう何十年も誰も入ってないという。

先ず小糸川本流に入渓するのが難物。
大抵、橋のわきには工事に使った降り道が残ってるのだが、3つの沢近くには橋が無い。
この周辺では、小糸川は広いが深い断崖に囲まれていて、しかも物凄くS字蛇行してる。

本流のヘアピンカーブの入り口は文字通り「二入」、
そしてその先端行止まりも、文字通り「前ケ崎」という。
二入バス停
この角の路地から入るのだが、バス停がなければ、まず気が付くまい。

二入進入路
桃源郷もかくや、というくらい実に美しい別世界が開ける。
周囲三方向を小糸川の深い谷に囲まれ、南には八郎塚、高宕山系の山並み。
広い農地の先端に家が数軒、点在してるだけ。その先端の対岸、トンガリ山へまっすぐ進む。
なお、狭い道の左右にわずかに退避場があるので、クルマをそっと置かせていただく。

DSC07574.jpg
トンガリ山は怒田沢林道からの尾根が、小糸川に削られて分断されたもの。
見事な褶曲地層が見える岩壁である。これだけでも一見の価値あり。

入渓点はさらに農道を、突き当たるまで直進する。どんどん下がる。
鹿除けのネットをくぐらせていただくと、竹藪をかき分けて急降下。そこが本流の川床。
本流絶壁
上流に見える褶曲地層のアップ。
なお、川床に降りた場所をしっかり覚えておかないと、帰りにヤブコギする羽目になる。
本流はスラブの連続、どこでも渡渉できる。
但し、三島ダムが放流することもあるので油断は禁物。
雨の後は水が濁って深みが分らない。
渡渉できないと、3つの沢の出会いにすら到達不可能となる。
対岸には人家も人工物も全くないから、エスケープルートは無い。

小糸川本流
下流に大岩。これを目印にするとよい。

仲の沢
降り立った正面が「仲ノ沢」 地形図では水流がないが、実際はそこそこ流れている。

仲ノ沢はとても短い沢なのだが、、、
仲の沢ナメ
一応、ナメもある。だが崩壊、倒木、倒竹が多く、パッとしない。
そして突然、崩壊による堰き止めダムとなる。ドロで埋まった底なし沼状態。
アブナイのでここでおしまい。源流から降下して探検する価値があるかどうか?

後日、このせき止めダムのヘドロ底なし沼を突破して上流を探検できたが、
状況は変わらず、狭い沢床は連続して倒木が詰まっている。
そうこうしているうちに源流近くになったので引き返した。
桜沢のようなイベントは期待できそうもなかった。

実は、「底なし沼突破」と言ってしまえば簡単だが、ホントはヤバかった。
一歩目でヘドロの中にスタンスがあったので、「これなら行ける」と次の一歩。
だがそれが、、、、足が付かなかった!そのまま腰までハマッてしまった。
その上、命綱の端末がビレーポイントからズルズルと離れてしまい、あわや沈没か!

運良く、ハマッたことで多少の浮力が付き、足先が側壁のわずかなスタンスを捉えた。
あとは必死に側壁にしがみついて突破できて、事なきを得たというわけ。

帰りも当然、命がけ?のヘドロ突破をもう1度。
小糸川本流に戻ってから深みで行水したが、ヒドイ臭いは取れず。
全部脱いで、着替えが無かったのでノーパンで車を運転して帰宅。軽犯罪法違反?
ズボンも、パンツも、靴下も、臭みが取れず廃棄処分。
中身の人間だけは、まだ廃棄できないので毎日、入念に洗ってます。

実は、沢でヘドロ沼にハマッた体験はこれで3回目だ。
清和県民の森のA沢で、鹿野山の本村川中流域で。
認知症気味なので学習能力が無くなった。以前のことはすぐに忘れるのだ。
良い子はマ絶対マネしないでね。ヘタすりゃ死んじまうよ。

写真を羅列しておきます。
天然ダム、ヘドロ沼


中流1

仲ノ沢中流

中流3



さて次は本命の「桜沢」だが、これは本流を下流へ300mくらい進む。
桜沢出会い
これが桜沢出会い。水流の量は、長い沢の割には仲ノ沢と大差ない。

桜沢ナメ
いやー、これがもう大変。ゴーロ、倒木、倒竹、崩壊、ドロ田、なんでもあり。
沢床が高度差のない平坦なナメのために長年、これらが排出されずに堆積されたのだ。
その上、やたら蛇行が連続する。
桜沢ゴルジュ
沢床が細かい礫で覆われるようになると、、、、、
桜沢伏流
沢床に傾斜がつき、突然、数段の滑滝が現れる!これを期待していたのだ!
桜沢滑滝3

桜沢滑滝 (2)

だが、小さいわりには滝壺がやたら深い。黒々していて背が立たない。
泥岩なので深くえぐられたのだ。但し水中にステップあり。登って突破は可能。
だが帰途、クライムダウンはヤバイ。水中のステップが見えな。

ステップ?
オヤ、側壁にステップが刻まれてる。増水時はこれを使えということか?
イヤ、これはムリ!昔の山師はヘッチャラだったのかなあ。
こういうステップが他の岩壁にも刻まれてるので、昔は結構登られていたのだ。
当時は、ゴーロもドロ沼も無くて深い淵の連続だったのだろうか?

この滑滝群の上流に二股が2つあるらしい。更なる滝の連続か?
突破して全てを踏査したいが、、、私はここで時間切れ,。
残念ながら、老母がデイサービスから帰宅するのに間に合わなくなるので。
地形図によると、源流は怒田沢林道上の八郎塚コースの分岐点あたりになる。

なお桜沢はその後、完全遡行に成功しました!
別項としたのでそちらを参照してください。

さて次は3本目の「爺ケ沢」 ここを75歳あのジジイが遡行するのだ。
仲ノ沢出合いから上流に300mくらい小糸川本流を遡行すれば爺ケ沢出会いなのだが。
巨大な落石ゴロゴロの、大褶曲岩壁の下を渡渉する。いつ落石が飛んでくるか?怖い。
褶曲地層岩壁1

本流川床は見事に平らな巨大な1枚スラブ、遊ぶのには最高だ。
小糸川岩壁下川床

さて出合いはというと、アレ、、、
爺ケ沢出合
ナンダコレハ?倒木、倒れ竹、ドロンコでぎっしり埋まっていて進入不能!
だが「出合いが平凡な沢ほど当たり」という迷信あり。
仕方なく鎌鉈、手鋸で必死に排除。50m突破に30分かかった。

その先も崩壊、倒木、ドロンコ底なし沼、ゴーロの連続。
ホトホトうんざりするが、ようやく沢床が現れ、両岸は手の届く幅まで狭まる。
ヤヤ、岩屋発見!高さ3m、奥行8mくらい。
突き当りが垂直な白壁、人工的ではない。岩層の間が抜けたのかも。
岩屋2

狭いところに腰以上の深さの淵が連続。
中間沢床

沢床2

ゴルジュ1

そしてここも、お約束の「天然ダムの底なし沼」に行く手を阻まれてオシマイ。
日中の数時間しか行動時間がないので、これ以上は断念、残念。
3本の沢共、こんなことやってるから一向に終わらない。ま、ヒマだからいいとしよう。
この沢もゴーロやドロが堆積する前は、深い淵の連続した手強い沢だったのだろう。

その後、日を改めて、この天然ダムを突破し、爺ケ沢を完全遡行しました!
だが、源流部に2m弱の滝があっただけ。ガッカリ。
小さい淵は無数にあるが腰下までの深さだった。相当上流まで、支流はない。

若い猪2頭とバッタリ鉢合わせ!いざトマホーク投げの出番!
と思ったらアッサリ上流に逃げられた。

少し時間を置いてから、彼らの足跡をたどって遡行再開。
猪も倒木は苦手らしく、やたら捲き道を作ってた。
人間ならば、水流をたどる方が早い。

本流を最後まで詰めるとガケになるので、適当に枝尾根に逃げたほうが良い。
源頭は桜沢と同様、八郎塚登山道に飛び出す。

ほとんど全長にわたってドロ沼、倒木、崩壊の連続だった。
まあ、2時間くらい障害物アスレチックやるようなもの。
そのハードさはアメリカの海兵隊の訓練にも負けないかも!

物好きな方はどうぞ。私は心が折れた。もうやりたくない。
参考までに渓相の写真を羅列しておきます。
小滝 (2)

渓相3

渓相2

5月だというのに、ここらの沢は不思議と蚊や蜂、アブなどの害虫が少ない。
鹿、猪だらけだがヤマビルもまだここらには居ない。
沢が北向きで涼しいからか、周囲で牧畜やってないからか?
鹿野山だったら、もう、うようよアブがいる季節だ。

書きかけです。
プロフィール

ゴンベ

Author:ゴンベ
房総の沢、滝探検、ヤブ山探検、地形調査、デインギー(ヨット)などを書いていこうと思っています。
分かりやすいように書いていくつもりですが、もし分かりにくいことがあればコメントをいただければ可能な限り答えます。
読んでいただければ幸いです。

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