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房総 志駒尾根 静かな山歩き

これが案内図です。
(仮称)志駒尾根案内図

便宜上、「志駒尾根」と呼んだだけです。正式な名前は分かりません。悪しからず。

数年前に開削されたばかりの豊岡林道に対して、その西側にソックリに並行してる尾根だ。
挟まれた谷底は奥井沢渓谷、そこには志駒林道が途中まで通っている。

この尾根の北端からは「中郷林道」が途中まで延びてきて工事中止となってる。
ということは、いずれ開削が再開されるかも?登るなら今のうちだ。

尾根の南端入口は、「もみじろーど」ハイキングコースの「山中林道」に接している。
大山林道三叉路
この変則十字路から西へ200m先の路肩北に尾根の南端入口がある。
志駒尾根南入口
入口に表示があるわけではないが、探せばすぐ見つかるであろう。

林業者が通っている道なのだが、静かなルートで、南半分は猪、鹿、サルなどの天国だ。
展望地はほとんどない。それを期待するヤブ屋はいないだろうが。
なおヤブはほとんどないのでご安心を。
志駒尾根2

志駒尾根3

志駒尾根4

中間部には鋭いピークが続き、アップダウンが多い。
志駒尾根5

志駒尾根6

境界木として残された数本の巨木の列がある。
その根っこは、、、、ものすごいことになってる。



たいていのピークには、多少崩壊してはいるものの、しっかり巻道がある。
何本か東西の沢への下降分岐があるが、その先は沢か、広大な私有農場である。
それを避けてひたすら尾根上だけを南北にたどれば迷うところは少ない。

但し、中間点で尾根が徐々に東に曲がっていく。
それが再び北向きに戻るポイントに1つのピークがある。
ここの巻道はピークの東を巻いてそのまま枝尾根へ進んでしまう。
だから必ず急角度に北へ曲がること。
なおヤブ山のセオリー通りに、常にピーク通しに歩けば迷うことはない。

東側の北部の奥井沢側は断崖となっているので絶対に降下しないこと。
唯一、志駒林道南端に降りる枝尾根はあるのだが見つけられるかどうか。

北端入口は中郷地区の「中郷林道」工事中止点の右から植林帯へよじ登る。

延々と県道もみじロードを戻るか、一方に自転車でもデポして歩くかしかないな。

おわり。








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花立峠から宇藤木山の神 房総群界尾根

迷い道
さあ、これで道迷い区間は解決だ、、、となるかどうか?油断禁物

花立峠・山の神郡界尾根
こっちは全体案内図です。

このコースはガイドブックに載ってるのだが、何度行っても後半部でやたら道迷いする。
これを何とかしなければと、また懲りずに出掛けた。

コース後半部に長狭街道側から突き上げる林道が2本あり。
どちらも四駆の軽トラでやっとの狭さ、急勾配、最後は廃道になる。
この2つの林道に挟まれた区間で、郡界尾根はシッチャカメッチャカになってるのだ!

ここでお会いした地元の方のお話によると、、、

1.林道は、ひとたび台風が来れば、倒木だらけで半年は通行不能、
いつも通れるわけではない。だれも復元はしてくれない。自分達でやるしかない。

2.マスコミには出ないが、この辺りでも死亡遭難事故が2件は発生している。
  そのときは無償で捜索動員された。
  お年寄り、二人連れなど。林道脇の下とか何でもないところで発見されてる。

3.郡界尾根の北側はザラ場、崖、下は沢で囲まれ非常に危険。人家も無い。
  迷い込んだら登り返せない。いっぽう、南側の長狭街道側は傾斜が緩い。
  植林帯やヤブだが、ムリすれば林道、人家へ必ず脱出できる。

3.たしかにあそこの尾根は迷い易い。昔から裾を回り込む巻道がちゃんとある。
  今は崩れたりヤブ化してるから通れない、そっちを整備して通ったらどうか?

4.ヤマビルは4月になれば確実に出るようになった。鹿、猪だらけである。
  尾根下南側は廃屋か別荘しか残っていない。

ウーーン、「尾根屋」としてはピークをひたすら乗り越えるのがセオリーだからなあ、困ったなあ。

ガイドブックの記載は、「右へ、左へ、また右へ」とクイズみたい。
1か所間違えたら、もうあとは応用が利かない。山では東西南北でないと分からんではないか。
「アンテナ線に沿って降下」なんて言われても、ゴミアンテナは残ってるが、電線は無くなる。

そこで記憶を頼りに描いてみたのが冒頭の図である。
但し、もう1回、現地へ行かないと怪しいが。

西から東へ突破すればいいのだが、南北にピークや枝尾根がクランク状に立ちはだかる。
それを左右、イヤ北に避けて、尾根からピークへ乗る。
そして南に登り、東へ降りるのでヤヤコシい。

基本はジグザグだ。北へ回り込んだら必ず南へ戻ること。
だから逆Y字分岐、鋭角曲がりが各所にあり、見逃すとアウト。

絶対に北へ行き過ぎてはならない。その先は断崖である。コンパスを駆使せよ。
そこいら中、迷った方々のテープやリボンだらけ。
これがまた次の道迷いの原因となるから、責任持って取り外すこと。

とりあえず迷い込み易い尾根には封鎖ロープを張ったが、
いずれ撤去されるであろう。
「ガイドブック通りが正しい」と仮定して、間違いテープも全部撤去した。

それでも、「エッツ、ここを登るの?ここを下りるの!」といった、本来なら固定ロープが必要な、
下が見えない急降下が何ケ所もある。
こういうところは訪れる人が増えるとツルツル、ドロドロになってしまう。

浅間碑側へ登る西面も相当な急登りである。
逆Y字路から南に戻ったピークからの東への下りも崖みたいな急降下である。
固定ロープをつkればいいのだが、それを嫌う登山者もいる。困ったもんだ。

ゴミアンテナが放置されてるピークへの、西面下部も急登りである。
だが、ここだけは中腹南に水平巻道がある、だから登る必要は無い。
但し、中腹は広いので見つけにくいはず。
登りたいなら登ってもかまわないが、必ず植林帯を東へ下りてくること。

もし逆コースで山の神から花立峠へ向かう場合は、もっと迷うはず。
降りきったところが正しい尾根かどうか?が勝負だ。
このエリアでウロウロ、モタモタしてるとパニックになったり、日没になる。

各所にリボンが付いてるので、それを見落とさないこと。
リボン、テープが見当たらなければ、、、それは迷ったのである。

石碑3

尾根上石碑1

石碑5

P3110001花立峠の嶽神碑 (1)

石碑

P3110012山水講の講印の下に浅間大神の刻銘 (1)

P3110002丸石道祖神と馬頭観音

ほうぼうに石碑があるので、どれがどれやら分からん。認知症だああ。

終わり。









房総群界八丁山

天空のラピュタ?
天空のラピュタのラストシーン! 八丁山西南西尾根にて。

志駒川源流空白の郡界尾根

これが案内図です。

かれこれ60年前の中学生のとき、社会科の教科書で、日本全土の航空写真を初めて見た。
衛星写真もgoogle earth もなかった時代、だから航空写真の継ぎ合わせだ。

アレ、と気がたいた。九州の熊本、大分から、四国を横断、紀伊半島、伊豆半島、そして房総半島を
東西に延々と貫通した、はっきりした直線が見えるではないか?!
これはいったい何?先生に聞いたが、、、、「知らん」でオワリ。

最新学説によると、この直線は「中央構造線」だそうだ。
だが実は、伊豆半島、房総半島には届かず、伊勢湾で曲がって北上してしまう!
そして例の「フォッサ・マグナ」へつながってしまうという。
じゃあ、伊豆半島、房総半島の水平直線はどーしてくれるんだ! 「そんなこと知らん」

そしてこの間のテレビ番組で,、アッと驚いた。、、、、「古い巨大な断層です」 ソレミロ!
そう、房総の保田から鴨川に至る「長狭街道」は、日本を横断する長大な中央線
ではないにしても、古い巨大断層峡谷なのだ!と、勝手に自説を作ってしまった。
私は、かって四国にある、中央構造線も、クルマで走って観察してきたことがある。
永年、この地形にはこだわってきたんだ。

この峡谷の北側に並行して東西に走るのが、人気の群界尾根だ。
ただ、「もみじろーど」で有名な志駒川の源流付近の南端あたりは群界尾根が拡散して、
複数の尾根となっていたり、独立ピークとなって分断してるのが悩ましい。
昔の郡界とは、どの尾根だったのだろう?

ネットでは、東の引腰から林道を西進し、「変則十字路」から南の崩壊廃道に入って登る。
そして八丁山頂上からは、北西にある短い痩せ尾根を降下して林道に降り、西へ田島橋へ
至ってオワリとしている。これって、ズルけてんじゃねーの?

まず、多少無理押しではあるが、1本目のそれらしい尾根は、、、、この北にある「山中林道」の、
北側絶壁上に連なって東西に走る、全長数百メートルの短いが険しい尾根だ。
便宜上、「山中鎌尾根」とでも呼ぼう。
尾根東端入口は「桜坂」の下り口にある。入口のピークには石碑があることで知られている。

DSC00476.jpg

石碑発見

尾根自体は険しいヤセ尾根、ザラ場、アップダウンが多い、非常に危険である。
常に林道が下に見えるが崩壊だらけのガケで、エスケープするために降りることは不可能。
ハイカーは絶対に入ってはならない。

岩尾根


岩尾根2


2本目のそれらしい尾根は、南側の長狭街道に並行して「八丁山」を東西に貫通する尾根だ。
便宜上、「八丁尾根」とでも呼ぼう。

「八丁尾根」の東入口をさがすには、長狭街道の「鴨川ー君津境界柱」の50m東。
「ようこそ鴨川へ」の大きな看板あり。そこから林道を登る。
DSC03005.jpg

くねくね、ユルユルと500mくらい登ったところに、小さな峠状の切り通しがある。
DSC02997.jpg

西面の2mの土壁をよじ登ると境界測量杭が立つ痩せ尾根が現れる。
DSC02998.jpg

これを西に進めば、たった30分で「八丁山」に達する。

但し、ここは西から東への逆コースだと、北側の主尾根へ進む危険が大きい。
主尾根はさらに2つに分岐して、その一方には「防空壕?」らしき大穴がある。
だがどちらもその先は断崖でオワリ。さあ困った。
実は峠の切通へ降りる枝尾根への分岐点は、ずっと手前にあるのだ。
何の目印もない。分岐点にはリボンを付けてきたが無くなったら全く分からない!
リボンが見つかれば、そこのドロ急勾配を南へズルズル降りる。
境界測量杭が点々と現れれば枝尾根が現れて正解。
でも東への逆コースはヤバイから禁止としよう。

DSC00455.jpg

八丁山三角点

八丁山からは、頂上三角点を過ぎて更に南西へ広い道を降下する。
八丁尾根詳細図
すぐに巨大なドーム状のピークに突き当たる。
右絶壁にバンド状にトラバース道があるが、途中から崩落して無くなる。
滑落間違いなし、踏み入ってはならない。
仕方がないから、ドームを木の根頼りに直登する。

ピーク頂上から西を見下ろすと、、、、「アレ、尾根が無い!」下が見えないほど急傾斜だ。
そこで南の立派な枝尾根を30mくらい下ると、西側に沢の源頭が並行してくるので、これに降りる。
そして再び沢を詰め戻る。すぐにドーム西のコルに達する。
ドームを見上げると、西壁は断崖にはなってはいない。
木ノ根伝いに登り降りは可能だろう。

そこから延々と尾根を西へ進む。といっても1km足らず。
いくつものピークを越えがある。

ニセピーク

切通し

石祠が現れれば、そこが尾根西端の、最後の260mピーク。
そこからは北の植林帯へ回り込めば、仕事道が見つかるはず。
南に顕著な尾根道を降りてはならない、そこはどんどん急傾斜。
林道の石垣の上になってしまう。

尾根西エンドの石祠

そして石尊山とを分ける沢林道に降り立つ。

このルートも逆コースだと南側の枝尾根に入り込む危険がある。
ハイカーレベルでは入ってはならない。けっこう険しいのだ。
入る時はザイル持参すべし。

なお、石尊山を含め、周囲は「立ち入り禁止、地主一同」という立て札がいくつも立ってる。
「立ち入り禁止」を無視すると不法侵入となる。
いっぽう、進入禁止は、「全て自己責任」という意味らしい。事故があっても保険は下りない。
ホントかなあ?

極め付けは「田島橋」から入る林道入口に建てられた巨大な
「警察に連絡する」との立派な看板!どう見ても宮大工が作った本格的な建造物である。
ここでは過去に山菜盗り事件かあったらしい。
DSC00440.jpg

「君子危うきに近寄らず」「梨下に冠を正さず」である。
速やかに林道南の公民館へ脱出すべし。なぜか、こっちには「立ち入リ禁止」の立て札がない。
本来なら石尊山に登ってオワリとしたいが、ここも立ち入り禁止である。

ここで出会った地元の人に鋭い言葉を投げられた。
「そこの山には行けないよ」
「庭も畑も無断では入れないだろう?山だって持ち主がいるんだ」
この八丁山周辺の住人は、入山者にすこぶる悪感情を持っているのだ。

立ち入り禁止といえば、ここ、群界尾根周辺はやたら林道だらけ。
そのほとんどは進入禁止になってる。
理由は頻繁に起こる崩落、路面の沢化(バイクライダーはクレバスと呼ぶ)
およびその修復工事のためだ。
沢沿いに壁を掘削して林道を作ったのだから崩落するのは当然のこと。
修復工事を永久的に持続しなければ、林道はいずれ消失する。

そもそも、こんなに網の目状に沢山の林道がなんで必要なのか?
林業で使われてるのを最後に目撃したのは30年前だった。
以降、過疎化、耕作地放棄、廃村が進んでしまい、生活道路としてもわずかしか使われてない。
なのにごく最近、また新規開通した林道もある。自然破壊もはなはだしい。

今や林道はバイクライダーのトレーニング場と化している。
ハイカーとしては山の中にまで来て、排気ガスを吸いたくない。
だが周囲の目を気にしながら、頭下げながらドコドコ走ってる若者がいじらしい。

もう一つ、皆さん、八丁山なんてショボイ山だと思ってると思う。私もそうだtった。
頂上はすぐ下が伐採地で展望もなく、パッとしない。林道から登ればアッという間に登れる。
だが東側の秘境、中沼地区、引越地区から見上げると実に堂々とした山容である。
山も、女性も、少し遠くから見るといいものなのだ。おっと、セクハラだあ!

最新情報です。
理由は不明だが、ほとんど全ての「立ち入り禁止」の立て札は撤去された!
巨大看板の「警察に連絡する!」の文言も削り取られて、
看板自体が傾いている。
だからといって山菜取りには入ってはならない!
地元の収入源なのだから。

オシマイ














プロフィール

ゴンベ

Author:ゴンベ
房総の沢、滝探検、ヤブ山探検、地形調査、デインギー(ヨット)などを書いていこうと思っています。
分かりやすいように書いていくつもりですが、もし分かりにくいことがあればコメントをいただければ可能な限り答えます。
読んでいただければ幸いです。

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