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白馬大雪渓!

白馬大雪渓から噴煙?  針ノ木大雪渓のときと同じギャグだろうが!
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こ、これは何だ!詳細は本文を、、、
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白馬(シロウマ)」という清楚な響きは、、、、
知らぬ間に宝塚チックな「ハクバ」に変えられてしまった。
ハクバ村、ハクバ駅、ハクバ大池、、、、、情けない。
残っているのはシロウマ岳とシロウマ大雪渓くらいか?
え、それもハクバ岳だと?許せん!

あこがれの白馬大雪渓、、、
昭和30年頃、中学校の社会科の先生は大の山好き。
秋の新学期には授業そっちのけでスライド映写会。
そう、夏休みに縦走した北アルプスの山を生徒に自慢したいのだ。

あの頃、先生連中は夏休み中、丸々1ケ月間休めた。
サラリーも高かった。日教組が強かったからか?
生徒にケガがあっても、逆に親が謝りに行った。
モンスター親が怒鳴り込むことなんてない、先生様々だった。

先生は北ア縦走三昧、そのカラースライドに白馬大雪渓があった。
雪渓を登る登山者の列、第一次登山ブームだった。

食うのに精いっぱいの敗戦後10年、白馬大雪渓は夢の中の話だった。
工業高校出て、大気汚染のひどい京浜工業地帯に就職。
引き込み線ではSLが貨車を繋いでた。石炭の臭い煙。

長野なんて遠いところへ行くカネも休暇も無かった。
「有給休暇は病気の時に使うものだ!」と上司に怒られ。
週6日制、土曜の夜行列車で、月曜の朝帰り、
行けるところは上越、谷川あたり。あとは丹沢くらいか。

もっともその後、「日本列島改造論」で大景気、大インフレ!
住宅ローンはチャラ!所得は倍増、

スキーブームが来て、八方尾根に通った時代もあったのだが、
白馬大雪渓のことは忘れかかっていた。
あれから60年、ようやく大雪渓を登る日が来たというわけ。



安曇野は相変わらず灼熱の35度、ところが白馬に入ると28度!
スタンドで聞いたら「クルマは白馬駅近くの駐車場に置いて、バスで行け」と。
アレ、話が違う。

駅前で聞いたら「登山者用駐車場?」と素っ気ない。
タクシーの運転手さんに聞いたら「そこだよ」。アレ、1台も停まってない広場?
「平日だから猿倉へ登れば駐車場が空いてるかもよ」と親切なお言葉!

あわてて真っ暗な狭い舗装林道を登ること30分。
猿倉荘下の駐車場は既に何十台ものクルマで満車ではないか!
幸い、1台分のスペース発見。週末には路肩駐車でモメるらしい。

車中泊の夜中はぐんぐん気温が下がって寒い!さすが標高が高いのだ。
朝の猿倉荘下駐車場、白馬岳が見える。
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朝7時、猿倉荘で登山届を提出。  
ところが「日帰り?なら要らんよ」だって。登山者が多すぎるらしい。
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林道の材木橋で枝沢を渡る。
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林道終点から沢みたいなゴロタ石の急登りが延々と続く。

白馬尻小屋、まだまだ登る。
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ようやく雪渓取り付きへ。針ノ木大雪渓に比べるとアプローチが長い。
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針ノ木雪渓より長い、広い、緩い。
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アイゼン付けて、いざ雪渓に突入。
私は届いたばかりの激安台湾製10本爪。怪しげな造りなのでビスが外れるかも?
回り止めにゴム接着剤を塗ってきた。
皆さん、4本爪、6本爪、10本爪、12本出っ歯、チェンスパイク、いろいろだなあ。
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振り向けば、、、、寒いくらいに涼しい!
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でかい落石!大丈夫か?恐怖で寒い。

さらに上へ。傾斜はたいしたことない。滑っても止まる。
雪が腐っていて皆さん、ツルツル滑ってる。安物10本爪の私は全然滑らない!
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左岸の枝沢からも落石が
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大きい落石、折れた木の枝が散乱
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雪渓に冷やされて、ガスが時々出てくる。
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右岸枝尾根からの落石コース。時々、ガラガラ音が響く。
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ようやく雪渓の上部終点へトラバース、岩堂か?
この辺りで過去、大量落石事故があったのでは?
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落石が散乱してる中でアイゼン外してる!アブナイ。
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左岸の下部、大岩の下が安全だ。
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壮絶な杓子岳北面、岩がボロボロに風化していて、ピーク全体が今にも崩れそう。
ここは2005年8月11日に斜面崩壊を起こし、1人の死者が出た。
そのあと葱平でも落石事故があり死者が出た。以降、雪渓ルートが2年間、封鎖された。
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左岸上部は、上の登山道からポロポロ石が落ちてくる。
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突然、レスキュー隊員がケガ人を背負って下りてきた!上で滑落?
隊員はアイゼン無しのまま雪渓上端へ移動。
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雪渓の下流から長野県警救難ヘリコプターが飛来!目の前で救出吊り上げが始まった。
ホバリングすると爆風が斜面を襲う、小石が飛び散る。
ヘリはホバリング中は全開運転だから大量の燃料を消費する。

収容点を修正するため、旋回して飛び去ってから、再度進入。
登って来るツアーの列は直下で立ち往生、大丈夫か?

ヘリから救難隊員が降下、ケガ人とハーネスをドッキング。
そして2人をウインチで吊り上げる。
その時、ヘリのローター先端から「ベイパー」が発生し始め、
円筒のカーテンのように水蒸気の膜がヘリ周囲に垂れ下がった!

この現象は、「ローターが高い湿度の中で高速回転すると、
最も周速の早い翼端で空気の断熱圧縮が起こり、
水蒸気、つまり飛行機雲が翼端に発生する」ということだそうだ。
雪渓上は湿度が高い。
そしてエンジンが頑張って目いっぱい全開、最高回転してる証拠だ。

収容は短時間で無事終了、ヘリは再び旋回して直ちに雪渓下流へ飛び去った。
ホバリング中のヘリは突風が来たら狭い谷筋だからひとたまりもない。
皆な命がけ。快晴無風だったからよかった。見てるほうもハラハラした。


稜線小屋までの登山道は険しく、浮石だらけ、多数の人が列をなして登って行く。
幼児、児童、中学生、高校生、ガイジンさん、雪渓をどんどん登って来る。
バスでやってきた人達だ。夏休みが始まったもんね。
アイゼン外し場で渋滞発生。白馬大雪渓は超人気だ。

気温も上がった。なんか危険を感じて戦意喪失。ここで撤退を決断、雪渓下りを開始。

100mくらい雪渓右岸のルートを下ったところで、
登ってきた中年の人が「キジ打ちたい」と中央へ移動して行く。
「そっちは落石の通り道だよ!」と叫んだその時、、、、

上から「ラクーウウ!!」の大合唱が、、、
庭石ぐらいの大岩がドシン、ドシンと跳ねながら真っすぐこっちへ転がってくる!
凍り付いた! 「もののけ姫」の世界だ、バケモノ猪の突進だああああ!!

幸い、直前で傾斜の強い雪渓中央へ向きが変わった!
ギリギリ30m横、落ちてた落石にゴツンと当たって停止。
キジ打ち中年の20m真横だ!お互い、助かってよかった。
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午後の高温か、ヘリの爆風で緩んだのだろう。
早く下りないとまたやられるかも。

白馬大雪渓は登山者が沢山来る。だからといって決して安全ではない。
むしろ人が多いこと自体が危険を招く。覚悟して行くべしというのが結論です。

昔なら、レスキュー隊員がケガ人を背負って麓まで下した。
今はというと、、、、、天候さえ許せば直ちにヘリ出動となる。
警察、消防のレスキューヘリは原則無料。
だが地元の税金負担がたまらんというので、一部自治体では数万円取るようになった。

更に、、、、、よほど緊急でなければ民間ヘリが出動する。
レスキューの出来る民間ヘリは増えているそうだ。
1時間で数十万円の請求書が来る!ケガ人には選択権は無い。

登山でケガは当たり前に起こる。
私を含めて、これからはヘリ費用も保証する山岳保険に入っておかないと破産する!

終わり


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針ノ木大雪渓!

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針ノ木岳から噴煙が?! 慌てないで、、飛行機雲です。

日本の三大雪渓の一つ、「針ノ木雪渓」  小ぶりだというが「大雪渓」と呼ぼう。
ところが麓の信濃大町、スダンドのニイチャンすら「何それ?」
もらった観光マップにも記載がない?!
超有名な「黒部ダム」の裏にひっそり隠れてるんだ。

台風あとの梅雨明け、その直後一週間は例年、超好天が続く。
今年は半月以上早い梅雨明け、しかも危険なほどの猛暑、登山どころではない。
雪渓登りなら、2000m超えの山なら、涼しいはず。だがそれは甘かった。
超好天がアダとなって、人生初めて頂上踏破を断念したのだった。

車中泊しようと日没の「扇沢黒部アルペンルート駅」へ到着。
アレ、完全無人。駐車場も余裕、3連休あとの平日だから?気が抜けた。

早朝4時には何人かの登山者が出発したというが、駐車場は相変わらず無人。
扇沢駅前
駐車場の監視員らしき地味なオジサンがウロウロ、あれ、捕虫網を持ってる。
マダニ退治か?失礼、蝶マニアのおじさんでした。
1匹取ったらしいので質問してみたら、「高山蝶です」  蝶だか蛾だか分からない。
「蝶と蛾の違いは何ですか?」「蛾は2000種、そのうち200種が蝶です」と。
英語では超も蛾も同じバタフライだもんね。勉強させてもらった。
針ノ木岳とスバリ岳が見える

さてと、遅ばせながら5時半過ぎに出発、駅舎脇の登山届ゲートから進入。
登山道は林道ヘアピンカーブを2ケで所ショートカット。
「沢音から離れると遠回りになる」と聞いていたので、注意してたら
手前に軽トラ作業道を発見、侵入。実はこれは登山道ではなかった!

ゴーゴーと流れる雪解け沢を眼下に、橋を右岸に渡る。
大雪渓が!

ヤブ道を抜けるといきなり大堰堤!仮設のアルミハシゴがあったので乗り越える。
作業道の砂防堰堤
仮設丸太橋で沢を左岸に渡り返せば、あっという間に大沢小屋前へ飛び出した。
作業道の仮設橋
アレ、これは小屋の補給ルートらしい。ショートカット道だ!
通っちゃダメ?ゴメンナサイ。
雪渓取り付き道

小屋から先、左岸の険しい巻道をしばらく登れば、7時に雪渓取り付き点に降り立つ。

スノーブリッジ

クレバス
雪渓下部はシュルンド、クレパス、スノーブリッジ状態。
ノドから上は南へ曲がって見えない
さあ、4本爪簡易アイゼン付けて登行開始。
文字通り、一歩一歩、サクサクと快適だああ!これぞ雪渓の醍醐味。
ザクザク快適登り
見上げれば雪渓の全貌が。岩壁に囲まれ、抜けるような碧空、いや黒に近い青。
ノドが近付く
難所の「ノド」の急傾斜は、先行者のステップに乗って階段登り。
ノド突破で見下ろすと
上の段からは雪渓下が見えなくなる。高度感がドンドン増す。滑ったら、ただ事では済まない。
庭石!なワケないか
落石が点々と散らかってる、巨大な庭石状のもある。
周囲の赤茶けた岩壁はことごとくボソボソに風化していて、今にも崩れそう。
上越や福島のような「雪崩に磨かれたスラブ」などは全く無い。

ときおり見える夏道も、今にも崩れそうな急傾斜で危険な感じ。
雪渓が無くなったら、この沢は雪崩の巣ではなくて、落石の巣だ。
傾斜が急に
傾斜はドンドン強くなって35度くらいに?イヤ40度か?
雪が腐ってて、4本爪アイゼンではしっかり踏み込まないとズルズル滑る。
本物10本爪の登山者はスイスイ登って行く。
アイスクライミングが出来そうな長い12本出ツ歯爪!の人もいる。
針ノ木小屋直下

枝沢へルートミスした10本爪アイゼン付けた先行者の後に付いていったら
、、、本当に滑り出した!
あわてて撤退、ザラ場の崩れる夏道に逃れて事なきを得た。
はるか下のノドから南へベンド
脚はもうヘロヘロ、でも途中で止めるわけにはいかない、登るしかない。
一番傾斜のきつい小屋直下の雪渓はツボ足ステップに助けられて、
ようやく稜線へ飛び出した。
ようやく針ノ木小屋の稜線へ
時刻は10時半過ぎ、標高差900mの一気登りは高齢者には限界である。
素晴らしい展望、北アルプスの大半が視野に、遠く富士山のテッペンも見える。
妙高?
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槍ヶ岳遠望
槍ケ岳遠望
立山?
野口五郎?

体はそれどころではなくて悲鳴を上げてる。
小屋泊まりに決定、部屋で休息、仮眠。他にも同じような高齢者が休んでいた。
下界ほどではないが、それでも暑い。

小屋前は、中高年登山者で賑わっていた。元気な高齢者も多い。
平日だもんね。70代は私だけではなかった。

休んだらなんか元気が出てきた。蓮華岳へ空荷ピストンしようと12時に出直し。
登るにつれて視界が変わる。剣岳、薬師岳が現れる。
立山だけが針ノ木岳の裏に隠れて見えない。とにかく素晴らしい。
針ノ木岳前衛?
針ノ木前衛?
蓮華岳への登りから針ノ木、スバリ
蓮華岳への登り~針ノ木、スバリ
種池山荘への稜線
種池山荘への長い稜線、アップダウン多し!
蓮華岳への登り
蓮華岳への登り
蓮華の大崩れ
蓮華の大崩れ
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蓮華の登りから見下ろす
蓮華岳山頂
蓮華岳山頂を見上げる

ところが、、、太陽光線がやたら痛い。こういうのを「烈日」というのか。
ザレた尾根はまるで砂漠状態。
ようやく頂上が目視できるようになった砂礫にはコマクサの群落、
それすら強い日照にうなだれてる。どうやって水分を確保してるのか?

「蓮華の大下り」がハンパでなく見える。あんなとこ高齢者に絶対無理だ!
蓮華からの大下り

アレ、体に異変が、、、日射病か?熱中症か?これはヤバイ!頂上を諦めて撤退。
どうも発熱したらしい。小屋に戻って、雪を頭に乗せて静養するハメに。
最悪、明日はヘリ搬送か?

夕方5時半の食堂はテーブルではなくて座敷だった。
膝と背骨の故障で正座もあぐらも出来ない私は立膝姿で食べる、食欲も出ない。
早々に夕食済ませてまた横になる。

何か下があわただしい。
大沢小屋から3時に登行スタートした高齢登山者が1人いるとの連絡あり。
外に出て雪渓を見下ろすと、麦わら帽子がすぐ下まで登ってきている。

その直後に20m滑落!小屋番のチベットの方が救援に飛び出した。
カメラは落ちて行ったが擦りむき傷程度で無事だった。
脚がヘロヘロに疲れて、立っていられなくなったらしい。
人のことは言えない。私も最後の詰めはヘロヘロだったのだから。

空いてるとはいえ雑魚寝の夜は辛い。
出入りの物音、光、いびきの合唱、セキ払い。
夜中はさすがに寒いくらい。おかげで日射病もずいぶん楽になった。

明くる朝、聞いたら何人も日射病になってた!
今日も、ものすごい好天だけに種池小屋への縦走を諦めた人もいる。
「蓮華岳や針ノ木岳には、早朝の御来光か、午前中に登らなきゃね」と
言われてしまった。

雪渓下りは登りよりも危険。簡易四本アイゼンは登りでも滑ったのだ。
小屋では6本爪アイゼン以上を推奨してる。なのにレンタルアイゼンは4本爪?
アイゼンを持たずに縦走してきた人が降りる非常用なのだろう。
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私の爪は25mm、レンタル品は30mmと長いので、
ズブズブの雪には深く刺さってよく効きそう、ということでレンタルした。
たしかに足を抜くとき抵抗を感じるくらいズブッと深く刺さる。
だがバックルが錆びついていて、ベルトがしっかり締まらない。

雪渓を下った経験はない。スキーならどってことない傾斜なのだが。
いやがる体に気合いを入れて、8時に雪渓下り開始。
最も急な最上部の下降は夏道を利用した。
だがこれとて雪渓並みの急傾斜のザラ場。

じきにレンタルアイゼンが緩んできた。
結局、途中で自分の4本爪アイゼンに戻すしかなかった。
こっちは安物ゴムベルト。緩まないけど切れるかも?
一歩一歩、足を叩きつけながら慎重にステップをたどる。
ようやく傾斜が緩んできた。
あとは「ノド」の急傾斜だけだ。もうたいしたことはない。

登ってきた人に下界の状況を聞いたら「引き返そうかと思った」と。
下界もハンパでない酷暑続きらしい。

小屋番チベット人スタッフさんが登ってきた。ところが、、、アイゼン無しだあああ!
しかも1本ステッキで片手に買い物袋。他にもアイゼン無しの女性も登ってきた。
超好天続きで、これだけ雪が腐ってくると慎重にキックステップすれば登れるのだ。
ウーン皆さん、スキルが高い。

降り立った安曇野は、クルマの温度計で42度!大変な事になってる。


かくいう私は、77歳にして今回が初アイゼンである。
そう、20代の頃はアイゼンなんて持ってなかった。
アイゼンは冬山装備、素人登山者はせいぜい遅い春山しか登らなかった。
そして数十年の山ブランク、、、、

当時はピッケルとキックステップだけで、5月の日光白根沢や、
谷川岳マチガ沢を登行した。長靴で蓬峠に行った。上越のベタ雪はこれで通用した。
スキー靴で4月、八方尾根から唐松岳小屋まで登ってしまった。
目の前で何度も滑落事故を見たが、自分だけは平気だと思ってた、、、、

ある日、雪渓の最後の詰め上がりで滑落事故、やってまった!
ピッケル停止は出来た。だが、、、、
運悪く、クレバスを避けてS字に迂回した直後で、仲間3人が密集、縦一直線に
並んでいたのだ。
結果、後続先輩2人をクレバス底に落としてしまった。
1人は腰を打って1ケ月会社を休んだ。
以来、私はパーテイ登山を止めて、単独行に転向した。
雪渓登りは私のソロの原点なのだ。  悲しい青春の思い出、、、

あと、自身のピッケルで怪我した人を目撃してからは、
怖くなってピッケルも使わなくなった。

オマケ情報です。
但し夏の雪渓登りが前提です、責任持ちません。

1.雪渓登りには、古いスキーストックがベスト。丈夫で疲れない。
  登りではノルデイックスタイルで両腕を同時に突いて推進力を生み出せる。
  バランスを崩しやすい高齢者の強い味方だ。
  雪渓以外では先端の尖りに、ガスのゴム管をちょん切ってかぶせてます。
 
  伸縮式のポールが緩んで、登り途中で折れてしまった人がいた。
  ポールの雪面用リングがいくつも壊れて落ちてた。強度不足だな。

2.雪渓の末端にある小屋周囲は朝晩、猛烈なブヨの襲撃!
  蚊取り線香を腰にブラ下げた方もいた。
  ハゲ頭と耳たぶをボコボコにやられて、1週間経ってもカユイ。

3.雪渓と言うのは登るほど傾斜がきつくなる。
  登るほど温度が下がるので雪が硬くなる。
  雨で溶けた雪が再凍結したアイスバーンが表層の下に隠れてる。
  6本爪アイゼン以上なら、登るほど効きが良くなる。アイスバーンにも最強!

  一方、傾斜の緩い下部や、日当たりの良い時刻で、表層の雪が柔らかいと、
  アイゼンといえども油断禁物。滑る。
  そう、アイゼンと言うのはアイスバーンに突き刺さすものだ。
  禁止となったスタッドタイアだね。

  ズブズブに腐ってれば長靴でも滑らない。
  キックステップして水平、あるいは前傾した足場を作りながら登ること。
  表層のトレッド跡を崩さないように、バシッと踏んだらそっと移動すること。
  スタッドレスタイアだね。

4。簡易4本爪アイゼンは当然、土踏まずにしか爪が無い。
  爪先立ちしたら一瞬で滑り出す!
  爪が少ないから斜面に平行に踏んだのでは40度以上で滑り出す。
  キックステップしなければダメ。 アイスバーンには歯が立たない!
  雪渓下りは、踵に爪が無いのだから、足裏を水平にしてドスンと踏み込む。
  ズルッと一瞬滑るが、すぐ爪が効いて止まる。
  履いたまま夏道を通過すると爪にデカイ石が噛み込む!

  ただし、10本爪以上の本物スパイクの場合は、踵にも爪があるから
  カカトからガンッと踏み込むのがセオリー。

  雪渓も秋になると完全に氷化する。初心者には危険きわなりない。
  キックステップは全く効かない。ピッケルで滑落防止も非常に困難。
  熟達者の世界だ。

5.流行のチェーンスパイクはというと、、、ウーン、爪は多いけど10mmと短い。
  表層軟雪が厚いと下のアイスバーンまで届かない。効きはイマイチ。
  柔らかい雪ではタイアチェン効果だ。
  チェンスパイクは夏道、ザレ場、ドロンコ坂でも平気で歩けるのがメリット。
  岩を削るのでイケナイのだけど、、、、
  房総では、底のすり減った登山靴に履いて再利用してます。

6.針ノ木雪渓も白馬大雪渓と同じく、落石、大崩壊の危険が常にある。
  夏道だって簡単に崩れる。覚悟して登るべし。
  「ラーック!」の声で避けるなんてムリ。避けたことで転落した人もいる。
  落石の通り道をいつもイメージして登ろう。 沢芯の低いところが落石の通り道になる。
  地盤の緩んだ長雨のあとはヤバイ。日が当たると、気温が上がると、崩れやすい。


おわり。











プロフィール

ゴンベ

Author:ゴンベ
房総の沢、滝探検、ヤブ山探検、地形調査、デインギー(ヨット)などを書いていこうと思っています。
分かりやすいように書いていくつもりですが、もし分かりにくいことがあればコメントをいただければ可能な限り答えます。
読んでいただければ幸いです。

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