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スカイダイビング体験記

スカイダイビング体験証明書

さて、白内障手術の効果確認のために、次に2番目にやったことは、、、
スカイダイイングだ! 77歳で?  
デビイ夫人ならともかく、一般人ではいるのかな?

統計的には1万回ダイビングすると1回くらい?は死ぬらしい。
だが1度やったら病みつきになるともいう。
確かに人生観が変わるかも? え、今更変えてどうするの?

群馬県のあるスカイダイビング・クラブに予約を申し込んだらあっさりOK!
というか、年齢は聞かれなかったから言わなかっただけ。
これが、あとあとまずかった、、、、、

現地についてもアレ、約束の迎えの車が来ない。
問い合わせたら「コンビニで立ち読みでもして待っててください」だと?
やることないので周囲の遊水地を散策、
どうも平日で予約客が少ないので午後、まとめてやることになったらしい。

ようやく遅れて迎えが来て草原のただ中の離陸場へ。
トレーラーハウスやら、ウイングトラックやらで設営が行われていた。
若い数人のスタッフの中には、愛想のいい大柄なロシア人もいる。
どう見ても元ロシア軍人である。

客はというと、若いギャルが2人、若い男の子が2人、そしてジジイイの小生。
スタッフは盛んにリアルタイムのビデオ撮影を勧める。
カメラマンが同時にダイブして動画を取ってくれる別料金サービスだな。
ビジネス的には、このオーダーが無いとカメラマンの給料が払えない。
だがだれも頼まなかった。

結局、若い男の子の客をモデルにして、無料で動画取材するという。
会社としての新しいプロモーソンビデオが必要になったのだろう。

下界は初夏、ライトプレーンの滑走場を兼ねてる草原は暑いくらい、
だが飛び出すのは3800m!(12000フイート)上空は富士山より高い。
多分5度くらいになってる?
そこでウレタン製のカラフルなウエットスイーツみたいな防寒着を着る。
待機している間は暑い。

アレ、若者たちはパラシュート・ハーネスを付けてもらって準備万端。
だが小生はほったらかし?

そのうち、年配のインストラクターが車で到着。小生のハーネスを装着。
なんか非常に不機嫌で、命令的である。
付けたハーネスをちょっといじくっただけで怒られた。
誓約書には「スタッフの言うことは命令として厳守」と書てあるから仕方ない。
何しろ、どっちも命がかかってるスポーツだもんね。

あとで分かったのだが「変なジジイが予約で来ている」
「あんなジジイと一緒に落ちてしんだらたまらん!」と
若いスタッフから苦情が社長へ飛んだらしい?

やむなく社長だか、副社長級のインストラクターが仕事を中断して
私のためにやってきたらしい?そりゃそうだ。
1週間前には隣のダイビングクラブで、教習生の落下死亡事故が
発生したばかりなのだから、ここで事故ったら会社の存亡にかかわる。

いよいよ、でかいターボヘリが草原の向こうから轟音を響かせて低空で現れた。
ダウンウオッシュをかいくぐり、急いで機内へ2ペア、4人が乗り込む。
当然のようにドアが無い!
アレ、内装は剥がされ、シートも破れた薄っぺら。
とにかく軽くするために不要なものは取り外されてる。ポンコツ?大丈夫かなあ?

薄曇りの中をすぐ離陸、燃料節約のため、全てが機敏に行われる。
雲の中なのでホバリングしてるのか滑空してるのか分からない。
ホワイトアウトだ。
ただ、パイロットの高度計だけはグングン上がってるのが分かる。

轟音と振動で会話もなにも出来ない。
高度計が11000フイートを超えて上下している。
私担当のインストラクターがパイロットの肩を叩いて怒鳴っている。
エライさんだから最近は飛んでないので、よく分かってないらしい。
「もう飛び出せ」という合図を待ってるのか?

そのうち、ヘリがグラングランと横揺れし始めた。
どうも小生のインストラクターが私を機外に押し出そうとしているらしい。
だが、事前に聞いた合図が聞こえない。ひたすら押される。
小生は落ちまいと頑張る!ヘリの着陸ソリが下に見える。

ついに小生が負けて機外へ斜め落下!!
正常な落下姿勢がとれていない!頭から落下開始!
見上げると、ヘリの底が見える。ヤバイ、失敗か?このまま墜落か?
一瞬、後悔した。

背中のインストラクターが必死に腹を下にした落下姿勢
にしようと努力しているのが分かる。
だが周囲はホワイトアウト、上下がどっちだか全く分からない。

10秒くらいのロスタイム、ようやく風圧が腹にかかり始めた。
小生も両手を広げて風圧を受け、下界が見えた。
ハンカチみたいなパラシュートが開いていてインストラクターの
背中を引き上げてるのだ。

インストラクターが私の肩を叩いて、OKサインを示した。
合計50数秒のフリーフォールのうち、何秒かをロスしたのだろうか。
口の中でカウントダウンしながら、手の指の間を吹き抜ける強烈な風圧を感じながら、
グングンと薄雲の層をいくつも突っ切って落下していく。

遠景は雲で見えないが、真下の草原は良く見える。
だがなかなか地面は迫ってこない。まるで浮遊してる感覚である。
風圧だけがものすごいスピードで落下してる証拠だ。

短かったような、長かったようなカウントダウン、数十秒のあと、
グワンと予想外に軽い衝撃が来て、体がグット引き上げられた!
1500mくらいでメインパラシュートが開いたのだ。
もし開かないときは100mか500mで、緊急パラシュートが自動で開くという。
ウーン、もっと落ちていたかったなあ、、、、

さてその次が大変なことに。インストラクターはパラシュートを小さい8の字に
急旋回に操作する。8の字の中心点を着地点に一致させようとしているのだ。
その急旋回たるや、ほとんど斜め45度に体が持っていかれる。
次はその反対へ、、、うわーー、
強烈な遠心力、目が回る、吐き気がするううう!!

ハングライダーだったら失速が怖くてこんな急旋回はやらないだろう。
そこは安全なパラグライダーだ。相当なムリが効くというわけ。
それに営業的にも無駄なく早く着地にもっていきたい?

草原の中央が迫ってくる!
足を前に伸ばして尻からズルズルと、全くショックなし。
見事に滑走、無事にランデイング。
パラグライダーより小さいセールではあるが、予想以上に滑空比が小さい。
ランデイング・スピードは格段に速かったが見事な着地であった。

ふくれっ面のインストラクターにムリヤリ感謝の握手。
ようやくハーネスから解放された。
あとはウエットスーツを必死で脱いで、フライト記念のカードを貰ってオシマイ。

帰宅して眼科医に報告したら、またまた喜んでた。
「バンジージャンプはやらないのか?と聞かれたが、まだ迷っているのだ。
おしまい






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パラグライダー体験

パラグライダー体験証明書

ある夕方、突然、ヘッドライトの先が見えにくくなってることに気がついた。
あわてて眼医者へ行ったら「両目とも白内障!」の宣告!

「はい、来週、予約空いてるから手術ね」「日帰りで出来るよ」
「片目ずつやる?」「両目まとめていっぺんにやった方が安上がりだよ」
先生、チョット待って!まだ怖い手術やるかどうかも決めてないのに。

ジジイ1人暮らしなのに両目手術されたら大変だ。メシも食えない。
タクシー頼んで通院するとしても、家の中で何もできない。
結局、ご近所の元看護士、元民生委員の奥様が送迎してくれることに。

恐る恐る受けた手術自体はあっという間、すぐに眼帯外されておしまい。
当然、周囲の景色が2重にグラングラン、目が回る、頭が痛い!
家の中にはいつくばって入り込み、そのまま寝込んだ。

あくる朝、オヤ、やたらまぶしいけど綺麗に見える。
空気の透明感たるや素晴らしい。
1週間もしたらすっかり回復、視力は1.2を上回った!

クリニックで貰ったパンフレットでは1ケ月過ぎれば大丈夫、
過激なスポーツもOKだと。
でもバンジージャンプはヤバそうだな。目が充血した人がいるらしい。

それでは念願のパラグライダー体験ならどうだろうか?
パラグライダー、パラセールともいう。
フランス生まれ?のコントロールができるパラシュートだ。
登山は、下山するときが一番危ない。疲れはピーク、スタンス、ホールドが見えにくい。
大体、下山時に事故は起きているという。
フランスの登山家は「だったらてっぺんからパラシュートで降りよう!」と考えたのだ。

パラシュートがウイング状になってる。滑走、グライデングできる。
潰れない限りパラシュートだから安全性が高い。
左右のロープを引くことで翼の形を変えて旋回、降下が出来る。
もっともライン、ロープが老化して切れたらオシマイだけど。
あと、突風で潰れるとヤバイ。もっとも普通のパラシュートも予備で担いでいるので、
一定高度に落ちると自動的に開く。

もう1つ、ハングライダーというのもある。かのリリエンンタールがご先祖だ。
アルミパイプが骨になった、セール布が張られたグライダーだ。
これはNASAのロガロ博士が、人工衛星の期間時の最後にパラシュートではなくて
折り畳みグライダーではどうか?と考えたものだ。
結局、人工衛星には採用はされなかったけど、砂丘から飛び出すスポーツとして
一気に発展した。
こっちは翼の浮力中心にブラ下がった自分の体重を前後左右に振ってズラし、
旋回、降下をコントロールする。
パラグライダーよりスピードが速くないと失速する。
とはいえ一般のグライダーよりは、はるかに遅い速度、大きな迎え角でも失速しない。

早速、筑波山の麓のパラグライダースクールに予約。
1日体験16000円くらいだったかなあ?
早朝にスクールの広場に到着、空を見てたらもう、
2つのパラグライダーが舞っているではないか。

着陸したのはスタッフ、朝練だって!
毎朝、出勤前に重い装備を担いで550mの山頂へ登る。
そこからスクールを目指して飛び出す。
着陸したら勤務開始というハードな生活!

開始時刻が来たら続々、十数人の生徒が集結。
アリャ、高齢者ばかりだ!ウチにいても邪魔者扱い、
命はもうたいして惜しくない。というかアッサリ死んでもらったら喜ばれる。
年金ガッポリ、リッチなお年寄り集団なのだな。

レクチャー、準備体操もそこそこにボロライトバンに乗り込んで山頂へ。
ガタガタ林道を登ればそこが南向きのテイクオフスロープだ。
パラシュートを芝生の上に広げて風待ち。
ヘルメット、ゴーグル装着、いっちょ前のパイロット気分。

朝凪なので無風。微風の向かい風がなかなか来ない。
待ちきれずに飛び出した常連はパラシュートが潰れてアブナイ!
かろうじてスロープ先端の崖で踏みとどまった。

小生を連れていてくれるのは超ベテランインストラクター。ライセンスが違う。
そりゃそうだ。2人乗りのパラセールは巨大、これを舞い上げるには
高度なテクニックが必要なのだ。
小生を後ろから吊り下げて飛び出す。
ということは飛び出すときは走ってないと引きずられる?
着陸時は先に地面に足が付く?心配になった。

南からはどうしても風が来ないので、西向きの狭いスロープに変更。
「風をはらんだら、とにかく浮き上がっても走れ、走れ」と。
谷間の吹き流しが動いた瞬間をとらえてテイクオフ!
ふんわりと体が浮けばあとは風を切る音だけ。

はるかな下界を目指して旋回する楽しい30分くらいのフライトだ。
その日によって旋回方向にルールがある。
どんどん飛び出してくるんだからお互いに衝突、絡んだら墜落だああ!!

インストラクターが腕につけたカメラで写真を自撮りしてくれる。
両腕のラインだけで上下、左右にコントロールされる。
尾根の上をかすめ、谷筋をたどってのフライト、
短いようで 十分堪能できる時間を楽しめた。

空中散歩を楽しんだらランデイング、着陸へ向かう。
だがここで高度を落とすために8の字急旋回する。酔う!吐き気が!
8の字の中心が着陸目標地点なのだから仕方がない。
スムースに休耕田に着地したと思ったら、、、
足先が引っかかって大転倒!怪我はなかったけど。

生徒が続々と飛び出し、微風なので結構早く降りてしまう。
上昇気流があればトイレを我慢できるまでは飛んでいられるそうな。

降りればビデオでレクチャー、自分の飛び方も批評してくれるという。
午後は、傾斜した畑からの飛び方体験もしてくれる。
だがそのまま飛んで行ったらヤバイので、せいぜい1mくらいで引っ張っててくれる。

さて、そのあとは営業活動、45万円くらいでパラグライダー一式を買えば
スクールに入れるという。80歳のジイチャンもやってたそうな。
ウーン、運転免許くらいの値段だ。もっと近くの場所なら入学したいのだがなあ。

自宅に戻って、眼医者へ報告したら、スゴク喜んでた。
自分の手術が完璧だったことを証明してあげたわけだからね。

実は、田舎暮らしを始めた35年前、小生自宅の裏山の数十メートルの崖から
無数のハングライダーが飛び出していたスクールがあったのだ。
彼らは狭い海岸砂地に着地する。失敗して河の中とか、
小生の自宅の庭にも落ちてきた!木にひっかるのもあった。
結構、けが人も出た当時、。大学生達のブームだったのだろう。

そのうち、より安全なパラグライダー、パラセールに変わっていった。
こっちはあまり長距離飛べないので、もう自宅までは来なくなった。
だがある日、突然、スクールは閉鎖となった。
なんでもテイクオフ頂上にトイレを設けなかったので、大変なことに!
山の持ち主から立ち入り禁止となったそうだ。

ところで、パラグライダー体験以来、山登りして高いところから見下ろすと、
飛び降りたくなる衝動に駆られるようになってしまった!
翼が無いのは分かってるんだが、なんか飛べそうな気がするんだよね。

おしまい













プロフィール

ゴンベ

Author:ゴンベ
房総の沢、滝探検、ヤブ山探検、地形調査、デインギー(ヨット)などを書いていこうと思っています。
分かりやすいように書いていくつもりですが、もし分かりにくいことがあればコメントをいただければ可能な限り答えます。
読んでいただければ幸いです。

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